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随心学


 議員定数の不均衡問題とは選挙区によって有権者の一票の価値に大きな差が生じていることを言う。これについては、1983年、最高裁は投票価値の不平等状態を認め、衆議院選挙については有権者比で最大格差3倍までは合憲という判断を示し、それ以上の格差のある選挙区の選挙を違法とし、政府および国会に是正を求めた。しかし、各選挙区ごとの定数配分は、議員にとっては当落と密接な関係にあるため、定数是正をめぐっては利害が対立し、調整は容易ではない。