愛しかない時 歌词

演唱:加藤登紀子
作词:Jacques Brel/日本語詞:加藤登紀子
作曲:Jacques Brel
大いなる 旅立ちの日に
ここにあるのは ただ愛だけ
二人で交わす あしたへの予感が
素晴らしい道を 見つけ出せるように
ここにあるのは ただ愛だけ
貧しさに打ち勝つ力 それは豊かさではなく
運命を切り開く力 それは大砲ではない
ここに愛があり ここに歌があれば
人はいつもあしたに向かって 歩いていける
どんな悲しみも よろこびの歌にかえて
心の底から 歌い続けるなら

夜が明ける前に この街を出て行こう
まっさらな道を 歩いていくんだ
胸踊る夢を 語り明かした今も
君守っていく 自信などない
だけど僕らの この愛を信じて
どんなことがあっても 決してあきらめない
欲望にゆがんだ 嘘っぱちの光で
汚された街に 投げ出されたとしても
美しい荒野を よみがえらせる太陽
かがやく大空に 愛のうたをうたおう

暗闇におびえ ふるえながら眠る
住む場所を奪われ 疲れ果てた人に
ただ今日を生きる ほんの小さな大地と
あたたかな灯かりを 贈れるのは誰?
あしたへの希望も 自分への誇りも
かなぐり捨てた 男たちに
もう一度その胸に いのちを抱く力を
思い出させるのは それはただ愛だけ
恋人の写真を 抱いたまま死んでいく
兵士の胸に 愛のうたをうたおう
ふたりだけの部屋で 笑いながらうたった
素晴らしい愛のうたを もう一度うたおう

怒りも憎しみも涙も 愛のうたにかえて
生きているよろこびをうたう 愛だけをただ信じて

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