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随心学
経済政策の目標としては一般に、物価安定、妥当な経済成長、完全雇用の達成、国際収支の均衡の4点があげられる。金融政策が他の財政政策と異なる点は、財政政策は財政支出の規模や租税の増減を通じて総需要に直接影響を及ぼすのに対して、金融政策は通貨、信用、金利を通じて総需要に間接的な影響を与える点にある。つまり、自由経済のもとでは、資金の需給の調整および配分は金融市場で行われるが、金融政策はこうした金融市場に間接的に影響を与えることによって、通貨価値の安定、物価の安定を期待するものである点である。