契約当初は、計上する金額が少なくてすみ、浮いたお金を運転資金に回すことができるような方式、いわゆる契約の当初のかかる事業経費分だけ、積立て額を少なくする
チルメル方式には、保険料の積立て額が少なくする期間に応じて、「5年チルメル式」「10年チルメル式」「15年チルメル式」「20年チルメル式」「全期チルメル式」がある。
チルメル方式を採用している会社では、チルメル期間を長くしている会社ほど積立て金額が少なく、積立て方に余裕がないということが判断できる
チルメル期間とは
チルメル式責任準備金積立方式におけるチルメル歩合の償却期間のことであります。
チルメル式責任準備金積立方式では、平準純保険料式責任準備金の積立方式に比べて、初年度の純保険料を低く、逆にその分だけ付加保険料を高くすることによって生じる保険料積立金の不足分を埋める必要があります。
このために次年度以降の純保険料を平準純保険料方式のそれよりも高くし、それを財源にして保険料積立金の不足分を徐々に埋めていきます。このことは初年度に設けた付加保険料の超過枠分を何年かをかけて償却することを意味しているものです。
この償却期間をチルメル期間といい、保険料払込期間より短いものを短期チルメル、それと同一期間のものを全期チルメルと呼びます。短期チルメルは、さらに年数により5年チルメル、10年チルメル等と呼ばれます。
チルメル期間とは、チルメル式責任準備金積立方式のチルメル歩合の償却期間のことである。チルメル式とは、チルメル（Zillmer）というドイツ人が考案した責任準備金の積立方式で、事業費を初年度に厚くし、初年度以降、一定の期間（チルメル期間といい、５年、１０年などの期間がある）で償却すると想定する、その償却期間を指す。
