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随心学


 こうしてIMFの「通貨秩序の番人」としての発言力は低下した。その一方で、IMFは70年代の二度にわたる石油危機を契機にして、発展途上国向けの種種の特別融資制度を設けて途上国援助に力を注ぐことになった。それは石油輸入国とりわけ非産油発展途上国の深刻な外貨不足をまねいたためである。更に80年代になると世界経済の最大の問題であった途上国累積債務問題の解決を、80年代後半から90年代にかけては、旧ソ連、東欧諸国の市場経済移行を支援することもIMFの大きな役割のひとつとなった。