地震などの災害が発生したとき、地域や個人の歴史を刻んできた資料をどう残していくのか。大阪府北部を震源とする最大震度6弱を記録した地震を受け、研究者らでつくるボランティア組織「歴史資料ネットワーク(史料ネット)」が緊急対応を始めている。その代表委員で、神戸大学大学院の奥村弘教授(日本近代史)に話を聞いた。
特集【大阪北部地震】「地震の発生状況、9世紀に似ている」 大阪北部地震
――史料ネットは、どのような活動をしていますか。
災害が起きたときは古文書や自治会文書、写真など、地域の記憶をつなぐ歴史資料が、倒壊した家屋などと一緒に廃棄されることが多い。資料を救い出し、保全する活動を、阪神・淡路大震災のときから続けている。今回の地震では、発生当日に緊急会議を開き、7月6日までは被災者から電話やメールなどの連絡があれば、すぐに対応する体制にした。約300人の会員に情報収集もお願いした。
――対象とする資料はどのようなものなのでしょうか。
「残したい」と思ったモノについては、基本的に何でも残していくのが方針だ。古いモノでなくても、写真でもビデオでも構わない。集まったモノの中から、その地域では何が大切なのかを考えてもらう機会にもなる。地域には自分たちの歴史を伝えるモノが絶対にある。だから、すぐに捨てないでと強く訴えたい。
よく勘違いされるが、収集が本来の仕事ではなく、いったんお預かりした後、また元の所有者にお返しするのが基本だ。二次災害を避けようと、一時的に別の(安全な)場所に運び出すこともある。とくに今は梅雨の季節なので、大雨が降れば、資料が水にぬれてしまう心配もある。予防的な側面もある。被災者の生活復興支援の一部でもあるから、まずは相談してもらえるとありがたい。
――活動で重要なことは何でしょうか。
災害が起きる前に、どこにどんな資料があるのかということについて、地元の人たちと情報交換ができる関係をつくっておくのが理想だ。阪神のときには、地元の市民らでつくる歴史団体からさまざまな情報を得ることができた。今回の地震の被災地では、すぐにレスキューが必要な状況ではないようだが、家を補修したり、建て直したりするときに、資料が捨てられる恐れがある。阪神のときは江戸時代の村と現在の街を重ね、旧家なども訪ねた。自治体や住民と一緒に、長期にわたって継続的な活動を続けていく必要がある。
――課題はありますか。
集まった資料の保存場所の問題は全国規模で考える必要がある。構想段階だが、中山間地に空き家が増えている。使わない蔵を利用するのも一案だ。今回は、新潟県中越地震の経験がある新潟の博物館から場所提供の話もあった。
私たちの活動は「大事だ」と言い続けることで世の中に浸透していく。阪神のときは、がれきの撤去のときに残された写真などはあまり気にされなかったが、東日本大震災では丁寧に拾い出すようになった。記憶にかかわるものには価値があり、残しておくべきモノだという意識が定着してきた。地道な活動だが、一つ一つ問題を解決し、継続していきたい。(聞き手・渡義人)
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〈歴史資料ネットワーク〉 1995年に起きた阪神・淡路大震災をきっかけに、関西に拠点を置く歴史学会が中心となって結成。約2年間に段ボール1500箱分の資料を「救出」した。同じような取り組みは全国に広がり、現在は20団体以上が活動する。資料保存の相談は、ホームページ(http://siryo-net.jp/)や電話(078・803・5565、13~17時)で。
保护史料, 灾害 投掷存贮区域。
文章当一场灾难如地震, 地方和个人的历史已经离开了怎么办? 志愿者组织收到的地震最大强度为 6, 位于大阪北部地区, 由研究人员历史资料网 (互联网档案) 开始应急响应。 全国委员会, 奥, 神户大学研究生院教授 (日本近代史)。
特征 [大阪地震: 地震发生在第九世纪类似的 大阪地震-历史网, 你有什么活动。
当灾难发生时, 诸如房屋之类的废弃物品, 如手稿、政府文件、照片、历史文件等, 都已倒塌。 文章从大阪神-淡路岛地震时期继续进行救援和保护活动。 决定在地震当天召开紧急会议, 如果您与受害者的电话和电子邮件联系, 请立即回复7/6。 约300名成员要求收集信息。
--什么样的目标材料?
政策基本上是离开任何东西, 想离开。 老东西, 甚至不介意照片或视频。 收集的商品将有机会去思考什么是重要的地区, 从什么。 是告诉他们地区的历史是绝对的。 所以, 不要立即扔掉, 强烈呼吁。
基本的转身后往往弄错了, 但收集是原创作品, 没有一次收到, 以及原始业主。 您可以执行 (安全) 的地方, 以避免次生灾害暂时与另一个。 特别是湿的材料, 因为它是雨季, 大雨, 担心。 有一个预防方面。 得到咨询也是受害者生活受害者的一部分, 从感恩。
-在这个重要的什么。
你在灾难发生之前的关系在任何地方的任何文章关于当地人可以交换信息是理想的。 你可以从历史组织得到各种各样的信息, 包括当地公民, 当老虎。 有恐惧, 每当没有被地震摧毁, 现在需要救援或修复一所房子, 但一个豪华的材料被抛出。 和村在江户时期, 老虎访问了家庭, 包括目前的城市。 你必须与当地政府和居民继续长期的努力。
--这是个挑战。
必须考虑在全国范围内收集的材料选址问题。 在构想阶段是山区对空置的房子是增加的。 1草稿的收藏不可用。 还谈到提供的地方从博物馆的新泻新泻县 Chuetsu 地震经验。
我们一直在说 在世界上渗透是很重要的 照片在清除残骸时遗留下来的老虎不太在意, 但在日本东部地震中现在采取。 和价值的人在记忆中, 你应该离开的东西时, 被解决。 将继续他们各自解决问题的活动。 (采访者和通过正义)-中心历史的社会发生在? q 历史信息网1995年阪神-淡路岛地震灾害把关西中心唤醒, 形成。 大约两年到1500盒纸板球文章 获救。 类似的倡议在全国范围内普遍存在, 目前有20多个组织在运作。 保存咨询, 网站 (http://siryo-net.jp/) 或电话 (078.803-5565, 13-17) in。