日露戦争が終わると、政府は外国債募集を拡大し
日露戦争が終わると、政府は外国債募集を拡大し、また各種の増税を行って、軍備拡張を中心とする戦後経営を進めた。重工業においては、官営軍事工場の拡充と並行して、政府の保護のもとに民間工場も発達しはじめた。鋼鉄業では、官営八幡製鉄所が拡充される一方、日本製鋼所などの民間の製鋼会社の設立が進んだ。造船技術は世界水準に追いつき、工作機械工業では、池貝鉄工所がアメリカ式旋盤の完全製作に成功した。また、水力発電の本格的な開始によって電力事業が勃興し、大都市に電灯を普及させていった。
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