そこで政府は1880年、酒造税などを増徴し官
そこで政府は1880年、酒造税などを増徴し官営工場払下げ方針を決めるなど、財政?紙幣整理に着手した。翌年、松方正義(1835~1924)が大蔵卿に就任すると、増税によって歳入の増加を図る一方、軍事費以外の歳出を徹底的に緊縮し、歳入の余剰で不換紙幣の処分と正貨の蓄積を進め、さらに1882年、中央銀行として日本銀行を設立した。日本銀行は金貨と紙幣の差額がほとんどなくなった1885年から銀兌換の銀行券を発行し、翌年には政府紙幣の銀兌換も始められたので、ここに銀本位の貨幣制度が整うことになった。
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