従来からの絵画では、円山応挙(17
従来からの絵画では、円山応挙(1733~1795)に始まる円山派が写生を重んじ、遠近法を取り入れた立体感のある作品を描いた。円山派からわかれ、呉春(1752~1811)(松村月渓)がはじめた四条派は、温雅な筆致で風景を描き、上方の豪商らに歓迎された。また明や清の影響を受けた画風も起こり、文人画とも呼ばれて知識階級に好まれた。池大雅(1723~1776)や与謝蕪村がこの画風を大成し、化政期以降の豊後の田能村竹田(1777~1835)、江戸の谷文晁(1763~1840)とその門人渡辺崋山らの出現によって全盛期を迎えた。
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