村の統制: 江戸時代の日本の主な産業は農
村の統制: 江戸時代の日本の主な産業は農業であり、それ以外でも漁業や林業のような生業が社会の生産を支えていた。幕府や藩は生産の担い手である百姓を、その生活の場である村を単位として支配した。秀吉以来の検地は、村相互の土地の出入りを無くし、村の範囲を確定した。村には名主?組頭(年寄)?百姓代の村方三役がおかれ、各家は五人組に編成されて、年貢納入や犯罪の防止などの連帯責任を負わされた。年貢は、田畑?屋敷にかかる本途物成(本年貢)と小物成(雑税)が基本であったが、石高に応じてかけられる高掛物や助郷役などの労役の負担も大きく、百姓の生活を圧迫した。これらの年貢の賦課は、村を単位として行われた。また百姓がキリスト教の信徒でない旨を檀那寺が証明する寺請制度が行われ、毎年宗門人別改帳が作成された。
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