織田信長の統一事業: 戦国大
織田信長の統一事業: 戦国大名の中で全国統一の願望を最初にいだき、実行に移したのは尾張の織田信長(1534~1582)であった。1560年、信長は尾張に進入してきた今川義元(1519~1560)を桶狭間の戦いで破り、1567年には、美濃の斎藤氏を滅ぼし、肥沃な濃尾平野を支配下に置いた。信長は、美濃の稲葉山城を岐阜城と改名し、「天下布武」の印判を使用し、天下を自分の武力によって統一する意志を明らかにした。翌年信長は、信長の力を頼ってきた前将軍足利義輝(1536~1565)の弟義昭(1537~1597)をたてて入京し、義昭を将軍職につけて、全国統一の第一歩を踏み出した。
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