応仁の乱で在京して戦った守護大名の領国では、
応仁の乱で在京して戦った守護大名の領国では、在国して戦った守護代や有力国人が次第に力を伸ばし、領国の実権は次第に彼らに移っていった。また地方の国人たちは、この混乱の中で自分たちの権益を守ろうとして、しばしば国人一揆を結成した。1485年、南山城地方で両派に分かれ争っていた畠山氏の軍を国外に退去させた山城国一揆は、その代表的なものであり、8年間にわたり一揆の自治的支配を実現した。このように、下のものの力が上のものの勢力を凌いでいく現象が、この時代の特徴であり、これを下剋上といった。
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