やがて貴族の間に、私財を出して朝廷の儀
やがて貴族の間に、私財を出して朝廷の儀式や寺社の造営などを助け、代償として国司など官職を得る成功が盛んとなり、またそれによって国司に再任される重任も行われるようになった。国府で支配にあたっていた国司は、地方に赴任しないで京に住み、かわりに目代を国に派遣して政治を行うものが多くなった。これを遙任と呼ぶ。一方、任国に赴任した国司のうちの最上級のものは受領と呼ばれ、強欲で私腹を肥やすものが多く、そのため任地では郡司や有力農民から暴政を訴えられる場合がしばしばあった。
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