朝鮮半島への進出: 4世紀から5世紀
朝鮮半島への進出: 4世紀から5世紀にかけて、倭が朝鮮半島に進出し、高句麗と交戦した。これは、大和政権が朝鮮半島の進んだ技術や鉄資源を獲得するために加羅に進出し、そこを拠点として高句麗の勢力と対抗したことを示すものであろう。『宋書』などには、5世紀初めからほぼ1世紀の間、倭の五王が中国の南朝に朝貢し、高い称号をえようとしたことが記されている。これは中国の皇帝の権威を利用して、朝鮮諸国に対する政治的立場を有利にしようとしたものと考えられる。このような朝鮮半島?中国南朝との交渉を通じて、大和政権は大陸の進んだ技術と文化を取り入れ、勢いを強めた。中期の古墳が急激に巨大化するのは、このころ大和政権の最高の首長である大王の権利が強大化したことを物語るものであろう。
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