北海道の太平洋側の沖には、暖流の日本
北海道の太平洋側の沖には、暖流の日本海流が流れ、また、西部の海岸沿いにも、暖流の対馬海流が流れている。寒流には、千島列島から南下してくる千島海流と、日本海側の沖を流れる、リマン海流とがある。潮境と呼ばれる暖流と寒流が触れ合う所には、魚の餌が多いので、魚が沢山集まる。世界で有名な漁場は、いずれもこのような所にある。遠洋漁業の中で最も盛んなのは、鮭?鱒漁業である。5月ごろ、大漁業会社の母船を中心に、独航船が30隻ぐらいで船団を組み、函館?釧路?根室の基地から出航し、アラスカやカムチャッカ半島の沖まで行き、8月ごろまで活動する。独航船には、東北地方などの漁業者も加わり、とった魚は契約に基づいて母船に売る。母船はこれを船内の工場で冷凍や塩漬けにするほか、缶詰にもする。
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