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随心学


 1989年、老齢者の生活保障社会保障を目的とする「高齢者保健福祉推進十か年戦略」(ゴールドプラン)が制定された。1991年度の高齢者関係給付費は初めて30兆円をこえ、対前年度伸び率は7.6%となり、社会保障費全体に占める割合も60.4%と、60%台を突破した。しかし、日本の社会保障全般について見てみれば、国のGDPに占める社会保障給付の比率は低く、北欧やデンマークをはじめ福祉国家を追求するEU諸国の半分にも満たないのが現状である。