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随心学
この時代を「地理上の発見時代」ともいうが、そこにはあくまで従来のヨーロッパ中心の立場から見た史観であり、やがて非ヨーロッパ世界のアフリカや中南米?アジアの植民地化や奴隷貿易となっていった。植民地世界(ヨーロッパ諸国は「新世界」と呼んだ)への黒人奴隷の輸送は、早く16も世紀初頭に始まるが、本格的には16世紀後半から17世紀にかけてのブラジル北東部やカリブ海諸島における奴隷制砂糖プランテーション経済の登場であった。大航海時代以降の近代の奴隷貿易は、もっぱらアフリカ黒人がその対象とされ、植民地世界において輸出