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随心学
民主政治が立法?司法?行政の三権分立と並んで地方自治を重視するのは、中央政府と地方自治体の間にも権限を区分し、中央集権の弊害や中央政府の権力濫用を抑制する意味もある。しかし、それ以上に大切なのは、地域の住民が地方自治体の諸施策の作成や実施に参加し、自らの判断と責任において地域の諸問題を解決することを通じて、民主主義を体得していくことにある。これが地方自治は「民主主義の学校」(イギリスの政治学者ブライスの言葉)と言われる由縁であろう。1960年代から1970年に全国的に燃え広がった反公害?地域住民闘争も、