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随心学
ヨーロッパ列強による「大航海時代」が本格化した。そのとき宣教師によって植民地世界に移植されたのが、これらの諸キリスト教であった。これは新世界の教化の名の下で、土俗の宗教を駆逐し、帝国主義政策をイデオロギー的に補完する役目を負っていた。ローマ?カソリック教会はもちろん、プロテスタント(新教)もまた、経済的?軍事的優越を背景にした文化の優越性に立ち、ヨーロッパ的価値観による世界一元化を目的としていた。宗教は政治の道具に使われたのである。それはキリストの「愛」や「神の下の平等」とは無縁のものであった。しかし、